パソコンの再起動が有効なケースと危険なケース
パソコンの調子が悪くなったとき、「とりあえず再起動」と言われた経験はないでしょうか。
確かに、多くのトラブルは再起動で改善します。しかし、なかには再起動してはいけないケースも存在します。
今回は、再起動が有効なケースと注意が必要なケースをご紹介します。
再起動が有効なケース
①パソコンの動作が遅い
長時間パソコンを使用していると、メモリや各種プログラムの影響で動作が重くなることがあります。
再起動を行うことで不要な処理がリセットされ、改善する場合があります。
②ソフトウェアが固まった
アプリケーションが応答しなくなった場合も、再起動によって正常な状態に戻ることがあります。
③ネットワークや周辺機器の不具合
インターネットにつながらない、プリンタが認識されないといった問題も、一時的な不具合であれば再起動で解消することがあります。
再起動に注意が必要なケース
①不審なメールを開いてしまった
添付ファイルを開いたり、不審なリンクをクリックした直後に異常が発生した場合は注意が必要です。
②身に覚えのない警告画面が表示された
突然セキュリティ警告が表示されたり、見慣れないソフトが起動した場合も、マルウェア感染の可能性があります。
③ランサムウェア感染が疑われる
ファイルが開けなくなったり、暗号化を示すメッセージが表示された場合は、重大なセキュリティインシデントの可能性があります。
備考
マルウェア:コンピュータやシステムに悪影響を与える不正なソフトウェアの総称
ランサムウェア:マルウェアの一種で、パソコン内のファイルを勝手に暗号化し、復元と引き換えに金銭を要求する
なぜ再起動してはいけないのか
セキュリティ事故が疑われる場合、再起動によって調査に必要な情報が失われることがあります。
また、状況によっては原因の特定が難しくなり、復旧や対策に時間がかかる可能性があります。
まず行いたいこと
セキュリティ上の問題が疑われる場合は、まずネットワークから切り離しましょう。
- LANケーブルを抜く
- Wi-Fiをオフにする
- 社内のシステム担当者へ連絡する
「とりあえず再起動」は有効な対処法ですが、すべてのトラブルに当てはまるわけではありません。
パソコンの不調なのか、セキュリティ上の問題なのかを見極めることで、適切な対応につながります。
