はじめに
「システムを開発した会社と連絡が取れなくなってしまった」
「改修を依頼したところ、『対応できません』と断られてしまった」
「担当者が退職し、相談できる人がいなくなった」
このようなお悩みを抱えている企業は少なくありません。
業務システムは10年、20年と長く利用されることも多く、その間に開発会社の体制変更や担当者の退職、事業内容の変更などが起こることもあります。
また、システム自体は問題なく動いていても、保守や改修を依頼できる会社が見つからず、困ってしまうケースもあります。
今回は、システム会社と連絡が取れない場合や、保守・改修を断られてしまった場合に確認したいポイントをご紹介します。
なぜ対応してもらえないことがあるのか
「対応できません」と言われると不安になりますが、その背景にはさまざまな理由があります。
- 開発当時の担当者が退職している
- 古い開発言語を扱える技術者が少なくなっている
- 設計書や仕様書が残っていない
- ソースコードが管理されていない
- 開発環境や検証環境を再現できない
- サポートが終了したOSやデータベースを利用している
このような状況では、現在のシステムの状態を十分に把握できず、保守や改修の対応が難しくなる場合があります。
そのため、まずは現在のシステムがどのような構成になっているのか、客観的に確認することが重要です。
システム会社と連絡が取れなくなったり、対応を断られたりしても、すぐにシステムを作り直す必要はありません。
まずは現在のシステムについて、次のような情報を確認しましょう。
- 使用している開発言語
- データベースの種類
- サーバー環境
- ソースコードの有無
- 設計書・仕様書の有無
- バックアップの状況
- 利用しているOSやミドルウェア
これらを把握することで、今後も保守できるのか、改修できるのか、更新を検討した方がよいのか判断しやすくなります。
急いでシステムを更新するのはおすすめできません
相談先がなくなったからといって、すぐに新しいシステムへ移行するのはおすすめできません。
業務システムは企業の重要な資産です。
十分な調査を行わずに更新を進めると、
- 必要な機能が抜けてしまう
- 想定以上の費用がかかる
- 業務への影響が大きくなる
- データ移行でトラブルが発生する
といったリスクがあります。
まずは現在のシステムの状態を把握し、そのうえで、
- 保守を継続する
- 必要な部分だけ改修する
- 段階的に更新する
など、自社に合った方法を検討することが大切です。
このような場合は一度確認してみましょう
次のような状況に当てはまる場合は、一度システムの状態を確認することをおすすめします。
- システム会社と連絡が取れない
- 保守や改修を断られてしまった
- システムを10年以上利用している
- 設計書や仕様書が見当たらない
- システムを理解している担当者が限られている
- AIやクラウドとの連携を検討している
現在大きな問題がなくても、早い段階で現状を把握しておくことで、将来的な改修や更新を計画的に進めやすくなります。
まとめ
システム会社と連絡が取れなくなったり、保守・改修を断られたりしても、すぐにシステムを更新しなければならないとは限りません。
大切なのは、現在のシステムがどのような構成になっているのか、今後も安心して運用を続けられる状態なのかを客観的に把握することです。
当社では、現在のシステム構成や保守性、将来的な運用リスクなどを確認するレガシーシステム診断サービスをご提供しています。
「今のシステムをこのまま運用できるのか知りたい」「他社でも保守や改修が可能か確認したい」という方は、早めの現状確認をおすすめします。お気軽にお問い合わせください。
※システムの内容や開発環境によっては、診断をお受けできない場合があります。
